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水田宗子

評論

詩の魅力/詩の領域

2020/10/22


 
詩と批評のスリリングな関係
 
詩の領域も詩の魅力も、詩でなければ表現できないもの、という一言に尽きるだろうが、詩表現は、詩人という個人の、生の実在の領域でもあり、究極的に不可視ではあっても、他者の実在が、他者の存在意識が確かに立ち上がる一瞬を与えてくれる。(「はじめに」)
 
清岡卓行、石垣りん、茨木のり子、白石かずこ、谷川俊太郎、高橋睦郎、井坂洋子、正津勉……。「食べる」「剝ぐ」「戻る」といった行為、あるいは、「記憶」「場所」「痛み」といったキータームから、現代詩を従来にない切り口で読み解く。カバー写真=エヴァ・ヴァリエ、装幀=伊勢功治
 
本体2400円+税
四六判上製・160頁
ISBN978-4-7837-3823-7
近刊・予約受付中


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