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水田宗子

活動

『カリヨン通り』21号刊行(2020.6.30)

2020/07/20

 

同人誌『カリヨン通り』も21号となりました。城西国際大学が東金にできて、駅から校門までの道を「カリヨン通り」と名付けたのは、キャンパスの図書館塔に備えたカリヨンの音が朝晩響いてくるからでした。城西国際大学、城西大学の教員、職員、地域の詩人や俳人たちと始めた詩と俳句、批評、エッセイ、写真などを掲載する雑誌として出発したのですが、今では、幅広く日本や海外の詩人、批評家の方々からご寄稿をいただいて、英語や中国語での作品も多くなりました。

詩人の木島始さん、そして佐川亜紀さんによって始められた4行連詩も、ますます参加の方々が増え、中国詩人たちとの二ヶ国語での連詩も続いています。今号にはスエーデンの詩人で日本文化研究者のラースヴァリエさんのエッセイ、Danno Yokoさん、樹才さんの英語、中国語の詩作品、渡辺みえこさん、渡辺めぐみさんの詩作品、東金俳句の方々の作品、陳岩さんの詩の中の「風」の表象についての日中比較考察など、読み応えがあると思います。私も詩や批評に加えて「崖の上の家」という連載エッセイを書き始めました。日中戦争から太平洋戦争を幼い頃に経験しているだけの私は、戦後教育を受けて成長したのですが、戦後最初の選挙で国会議員になった父の、敗戦後の占領時代の若い議員としての姿を、疎開先の房州の町々の風景と生活、戦後の東京での仮住まい、東京の変貌など、記憶の中の風景と生活と重ね合わせながら、家族が住んだ「家」と「場所」をキーワードに辿る長編のエッセイで、そのはじめの一章、序文のようなものを載せています。

『カリヨン通り』にご興味のおありになる方は下記までお問い合わせをください。

 

和智綏子

ywachi@gmail.com

水田宗子

mizutanoriko2019@gmail.com

 

 


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